猛暑の動物園で学んだ「歩き続ける力」|発達凸凹の子どもとの緊急時対応と親子の信頼関係

お知らせ

週末はいつもプールが定番の母娘。
お着替えしようとしたところ、この日は思いがけず「行けない日」。
私も一瞬「どうしよう?!」と焦りましたが、とっさに
「ごめん、動物園に行こう!」と切り返しました。
娘は特別に動物園が好きなわけではありません。
けれど、「動物園に行こう」という歌が心をつかみ、モード切り替えに成功しました。

<猛暑の中のチャレンジ>
ところが、その日は猛暑日。
「スーパーにしない?」と予定変更を提案するも、
娘は頑として「動物園、いく!」。
歩き続ける娘の姿を想像すると、不安が広がります。

「途中で座り込んだらどうしよう」
「もしおんぶになったら運べるのか?」

そんな葛藤の中で使ったのが、高橋語録のひとつ「ループ」。
行動をA→B→A→Bとサイクルにして、見通し・リズム・動機づけをつくる方法です。

<「ループ」で支える歩み>
このときのループは――

1.トトロの「さんぽ」の1番を歌う
2.アイスを食べる

動物園は、駐車場→門→キリン→さる→ぞうで、ようやく半分。ラスト半分を乗り切るには戦略が必要です。

「ここまで行ったらお茶ね」と短期の声かけでなんとかぞうまで到達。
その先は知ったポイント(見通し)がないので、

「自動販売機で、アイスね」。

自販機の場所は知らなくても、「自販機」と「アイス」は娘にとって分かりやすい“ご褒美”。歌を歌いながら誤魔化しつつ楽しく前進し、アイスをゲット。

そこからは歌を合図に、
歩く → 食べる → 歩く のリズムが回り始めました。
最初は声かけが必要でしたが、やがて自分の力でループを回せるように。

取り組みの模様はこちらから♪
楽しく行動を後押しする「ループの作り方」(Youtube動画)


<アイスと歌がつなぐ親子の挑戦>
想定外だったのは「アイスが固くて噛めない」こと。
最初は怪訝な顔をしていたものの、数口かじって残る冷たさが、歩き出す力になりました。

「歩こー、歩こー、私は元気ー♪」

歌に合わせ一歩一歩。

溶けていくアイスが、まるで砂時計のように時間を刻み、
「最後まで歩みが途切れませんように!」と願いながら、
顔は笑顔で、でも心臓はばくばくで、なんとか駐車場までたどり着くことができました。

<学びと振り返り>
もちろん、猛暑の強行はおすすめできません^^;
ただ、「緊急事態にどう子どもを誘導するか」というシミュレーションにはなりました。
大切なのは、日頃のアセスメントと信頼関係。

予定変更や困難な場面も、子どもの行動特性や好きなものを活かし、
信頼関係があれば「あるもので環境をつくり、乗り越えていける」。
そんな確信を得た一日でした。

子育て、今日も一歩ずつ頑張っていきましょう。

*高橋が代表を務めるトータスキッズでは、お子様の「困った」を「できた!」に変える個別指導の利用者を募集しています。我が子はもちろん200名以上の支援&相談実績から実践力のある助言を得られるのが強み。スタッフの1/3以上が公認心理師&臨床心理士という専門性の高い支援も特徴である、トータスキッズの個別指導、あなたも体感してみませんか?

まずは指導見学から。

ご連絡お待ちしています。

トータスキッズ問い合わせフォーム

**************
「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
**************
#ASD #ADHD #発達障害 #発達凸凹 #知的障害 #自閉症 #自閉症スペクトラム
#療育 #ABA #個別指導 #応用行動分析 #児童発達支援 #放課後等デイサービス #安心できる場所
#横須賀 #子育て #子ども #生きる力 #自己肯定感 #もっとやりたい
#子育ての工夫 #緊急時対応 #歩く力 #親子の信頼関係 #予定変更の対応 #動機づけ支援
#ループ支援 #子育ての知恵 #発達支援の現場から #親子チャレンジ