発達に凸凹のある子どもを支援する保護者・先生・福祉・行政・医療など全ての関係者がそれぞれの持つ力を最大活用するように連携できたら、子どもたちにとって最強の支援環境ができるはず。そんな想いからこのシンポジウムを開催することとなりました。
・ 専門家の研究と支援者の実践から、園・学校でも家庭でも役立つ支援の方法や関係者とのコミュニケーションの仕方をご紹介します。
・ 簡単なスマホアプリを使用して参加者の聞きたいことを伝えられる参加型シンポジウムです。
・ すぐできるワークを通して支援のコツを体験できます。
・ お昼休憩タイムは、参加者交流会を企画しました。トータスキッズスタッフも皆様の交流をゆるっとサポートできるよう会場でスタンバイ。ゆっくりまったりお話ししましょう(もちろん、ほっこり一人で or 気の合う人でご飯もOK)。
持続可能でありながらそれぞれらしく質を高めていく地域支援のありかたを参加者全員で考えていくこのイベント。
スタッフ一同、会場でお待ちしています!
発達に凸凹のある子どもに関わる園・学校関係者、保護者、福祉、学童、 行政、医療など支援に関わる全ての方
日時: 2023年7月29日10:00-16:00(開場:9:30 開始:10:00)
場所: 神奈川県立保健福祉大学
〒238-8522 神奈川県横須賀市平成町1-10-1
講堂:シンポジウム
食堂:参加者交流会
定員:200名(定員になり次第締切)
参加費:無料
申し込み:下記URLまたはQRコードから申し込み
https://forms.gle/Hjy25auwdDmuzUYUA
申込締切:7月28日15:00(但し、昼食注文は7月12日まで)
備考:
主催: トータスキッズ(https://www.ts-kids.com/)
共催: EDS-NETWORK(https://eds-network.org/)
後援: 横須賀市・横須賀市教育委員会・三浦市・三浦市教育委員会
NPO法人つみきの会(https://www.tsumiki.org/)
時間 | 場所 | 内容 |
9:30 | 講堂 | 受付開始 |
10:00 〜 12:00 | 講堂 | 午前の部 開催挨拶・進行説明 参加者体験型ロールプレイ 講演 竹内弓乃氏 (EDS-Network発起人・NPO法人ADDS共同代表) タイトル 【基礎編】 できるを増やす!困ったどうしようが減る! 発達に凸凹のある子への応用行動分析学に基づく支援 概要 発達に凸凹のある子どもってどういう大変さがあるのか。 その特性を知り、それぞれにあった支援をどう構築するのか。 エビデンスに基づく支援法の1つ応用行動分析(ABA)をベースに その理論と支援法を解説します。 講演 笹田哲氏 (県立保健福祉大学リハビリテーション学科長) タイトル 「〜発達が気になる子の「できる」を増やす〜 園・学校生活に必要な体・手先の動き指導」 概要 お子さんがいきいきと学校生活に参加するためには、 どういう力が必要なのか。笹田教授が行われた 園・学校の現場における発達の気になる子どもの 支援事例を通して、授業や学校生活のいろいろな場面で 必要となる基本の動きの解説をもとに、支援する子どもの 状態のアセスメントの方法、その段階にあった支援の 組み立て方及びその支援法を紹介。 |
12:00 〜 12:50 | 食堂 | お昼休憩 同時開催:参加者交流会(12:10-12:45) 自閉症のしずかくんが作る肉うどん& 就労支援B型事業所ピケマルシェ365日のパンの販売あり(予約注文制) |
13:00 〜 15:00 | 講堂 | 午後の部 進行説明 講演 山本淳一氏 (慶應義塾大学名誉教授、東京都立大学システムデザイン学部特任教授) タイトル: 事例編:できるを増やす!困ったどうしようが減る! 発達に凸凹のある子への応用行動分析学に基づく支援 概要 応用行動分析の理論をどう現場に活かすのか。 山本教授が行われた、園・学校・自治体等との取り組み事例を通し、 現場の先生方の関わり方・問題解決について、 保護者ができる園・学校生活支援について、 具体的に解説いただきます。 保育所等訪問支援等地域連携支援の地域連携支援データ紹介 地域支援事例報告 高橋嘉誉 (トータスキッズ代表) タイトル 「先生・保護者・支援者の協働を原動力に 保育所等訪問支援を通じた 横須賀市・三浦市の園・学校での地域連携事例報告」 概要 2022年5月より、横須賀市の事業所としては初となる 就学期の保育所等訪問事業を実践してきたトータスキッズ。 これまで実践した園・学校12ケースから、 行動観察に基づくアセスメントとその活かし方、 課題等の事例を報告すると共に、 先生・保護者・支援者の強みを活かし、 役割を最大化するために協働する地域連携支援について共に考えます。 |
15:00 | 講堂 | 公開ディスカッション&質疑応答 |
16:00 | 講堂 | シンポジウム終了 |
山本 淳一(Junichi Yamamoto)
慶應義塾大学 名誉教授、東京都立大学システムデザイン学部 特任教授
<主な経歴>
慶應義塾大学大学院 社会学研究科 心理学専攻 博士課程単位取得退学(文学博士)。 明星大学、筑波大学を経て現職。 国内外の専門雑誌に120本以上の学術論文を執筆。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。
<研究紹介>
発達にリスクがある乳幼児、発達障害(自閉症スペクトラム症、限局性学習症、注意欠如・多動症など)のある乳幼児・児童への応用行動分析学を軸にした発達臨床研究を実践。親子関係・友人関係などの社会機能、セラピストの熟達化の過程、カリキュラムデザイン、読み書き理解表現などの 学習支援、就学移行支援、支援方法の活用・普及過程などの研究に発展させると共に、表情認知、視線、運動解析など、定型発 達との比較を含んだ発達基礎 過程の分析、小児科学、工学など関連分野との連携も進めている。
笹田 哲(Satoshi Sasada)
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部 リハビリテーション学科 学科長/作業療法学専攻教授、/大学院保健福祉学研究科 教授。
<主な経歴>
明治学院大学大学院文学研究科心理学専攻修了 修士(心理学)、広島大学大学院医学系研究科修了 博士(保健学)。作業療法士、特別支援教育士スーパーバイザー。作業療法と学校・園の連携を研究テーマとし、これまで学校・園を数多く訪問して、発達が気になる子どもたちの支援に取り組んでいる。NHK「ウワサの保護者会」「まいにちスクスク」出演、NHK「ストレッチマン」番組委員。「食事指導アラカルト」「書字指導アラカルト」など著書多数。
竹内 弓乃(Yuno Takeuchi)
特定非営利活動法人ADDS共同代表/臨床心理士/公認心理師
<主な経歴>
2007年慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業、同大学大学院社会学研究科心理学専攻修士課程修了、横浜国立大学大学院学校教育臨床専攻臨床心理学コース修士課程修了。ある自閉症児とその家族との出会いをきっかけに学生セラピストの活動を始め、大学院にて臨床研究を重ねる傍ら、2009年ADDS設立。親子向け療育プログラムや支援者研修プログラム、事業者向けカリキュラム構成システムの開発などに携わる。国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST-RISTEX)「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」プログラムアドバイザー。NHK「でこぼこポン!」番組委員。
髙橋 嘉誉(Kayo Takahashi)
(株)Wonder Forest代表取締役/トータスキッズ・Wonder Labo代表/公認心理師
<主な経歴>
聖心女子大学卒。広告代理店、輸入商社のマーケティングを経て現職。発達障害のある子どもと家族の支援歴16年。元横須賀市社会福祉審議委員(2016年4月〜2018年3月)。NPO法人つみきの会・ペアレントコーディネーター。200ケース以上の療育相談及び個別指導の実績があり、子どもが楽しく学ぶ指導には定評がある。発達障害児支援事業、プログラミング教室等、これまでのキャリアと子育て経験からくる枠にとらわれない発想で、子どもと家族、そして働く人を笑顔にする地域づくりのモデルを生み出し続けている。
主催:トータスキッズ
重度知的障害と発達障害のある娘の母である高橋代表が2010年設立。2019年4月福祉事業化(児童発達支援・放課後等デイサービス)。2022年4月には横須賀市指定事業者としては初となる就学期を含む保育所等訪問支援(学校での行動観察等)、2023年4月からはITを通した就労と興味開発支援の”トータスキッズα”も開始と新しいモデル作りにチャレンジを続けている。現在は3名の公認心理師を含む10名のスタッフと共に、応用行動分析をベースとした支援を行いながら、子どもと家族、園・学校、地域、そして、働く私たちが共にワクワクしながら共に成長すること、世の中にこれあったらいいなを可能にする仕組みを日々考え実践している全国でもとてもユニークな活動団体。
共催:EDS-NETWORK(Evidence-Based Development Support Network Japan)
発達障害はまたはその疑いのあるすべての子供達が生まれた環境に左右されず、可能性を最大限に広げられる社会を実現することを目的に立ち上がったネットワーク。支援者及び保護者との接点・啓発:保険の窓口のような役割を目指し、「所属する団体の支援の質向上を目指した研修会等の開催」や「記録をとり、セルフチェックをするなどの共助のシステムの構築」、「研究・調査・政策等への提言などの発信を行うと共に、療育に関わる業界全体の底上げのため様々な事業所が参加し、連携している。
うどんカフェうせい
https://usei116.com/about-us/#cafe
自閉症の店主しずかくんがつくった完全手打ち麺。肉うどん、必食です(限定40食)!
ピケマルシェ365日
https://piquemarche.com/index.html
木質ペレットを燃料とするパン窯のある就労支援B型事業所で、個性豊かなパン職人が生み出すパン。本当に美味しいです♡