とある生徒限定で、新しい英語の指導を始めました。
けれどそれは、
受験のためでも、点数のためでも、
いわゆる“学習支援”そのものを目的にしたものではありません。
今回の目的は、
「英語はこわいものではない」と感じられるようになること。
これまでの歩みと、再び見えた困りごと
小学2年生からトータスキッズに通い、
高学年では通所支援と保育所等訪問支援を併用。
高学年になってから登校も通常級での授業も少しずつ安定し、
一度はトータスキッズを卒業した生徒さん。
けれど中学校に入ってから、
「学校に行くのがつらいです」
と再び困り感が強まり、
学校と連携しながら、その子のペースで通えるよう支援を続けてきました。
2年生ではかなり安定し、
ストレスによるチックも見られなくなり、
ようやくほっとしていた、その矢先。
「先生、このところまたチックが始まりました……」
「英語がわからない」が生んでいたストレス
話を聞いていくと、
特に英語がわからないことが大きなストレスになっているようでした。
通常、トータスキッズでは学習支援を主目的にはしていません。ましてや、中学生はできないということをきちんとお伝えした上で、
「英語はこわくない、という感覚をつくり、
学校生活を安定させることを目的にお試しでやってみますか?」
そんなところから、取り組みを始めることにしました。
「間違っていい」から始める学び
実は私、中学校・高等学校の英語の教員免許を持っています。外資系企業で勤めていたこともあったりします。
でも、英語から長く離れているのと、話せるのと教えるのは違うので、毎回こちらも手探りです。
最初に生徒さんに伝えたのは、こんなことでした。
「とにかく、わからなくてもいい。間違っても全然いい。
どんどんやってみて、その積み重ねの先に、
“なんとなくわかってきた”が作れたらそれでいい。」



その子に合ったやり方で
まず、生徒のこれまでのアセスメントをもとに、集中が続きにくい特性を踏まえ、
・多読
・文法
・単語
を短いタームで回していく形に。
また、書くことへの負担を減らすため、
パソコン入力で取り組めるよう教材も自作しながら、
まさに自転車操業の二人三脚です。
「取り組む力」が育っている
45分の支援時間、実はこちらが心配になるほど集中して取り組んでいます。途中で何度か、「休憩する?」と声掛けしますが、「いや、大丈夫です^^」。
昔は椅子に座っていられなかったことを思うと、
「取り組む力」そのものが育ってきたことを、しみじみ感じます。
本人の言葉が教えてくれたこと
そして、やってみての本人の感想は――
「このやり方が、自分に一番あっている」
その言葉に、
まだ途中でも、まだ手探りでも、
確かな意味のある一歩になっていると感じました。
一歩ずつ、「できた!」へ
とりあえず、手探りで。
でも確かに、二人三脚で。
今日も一歩ずつ、
「できた!」という自信につなげるため、進んでいます。



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「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
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