「待つ支援」から始まる安心―びびっどがつくる、家族支援と“ひとりにしない”交流会

外部団体紹介

インタビュアー:トータスキッズ代表・高橋嘉誉

2026年1月31日開催予定「発達に凸凹のある子どものパパ・ママ交流会」を支え、当日会場でもお話しできる実行委員のみなさまの魅力をお伝えするシリーズインタビュー。

今回は、児童発達支援・放課後等デイサービス「びびっど」で、児童発達支援管理責任者兼管理者として現場を支える石井しのぶさんにお話をうかがいました。

<はじめに:この交流会は「安心が増える入口」>

高橋(トータスキッズ代表・高橋):石井さん、今日はありがとうございます。1月31日の交流会に向けて、「どんな人たちが運営しているの?」が伝わると、保護者の方も安心できると思っていて。まずは、びびっどさんらしさを教えてください。

石井しのぶ(児童発達支援管理責任者兼管理者):こちらこそよろしくお願いします。

びびっどは決して大きい団体ではないんですが、法人として高齢分野の支援などもやりながら、周囲からの要望もあり「子どもの支援も必要だよね」という流れで立ち上がった経緯があります。

高橋:なるほど。高齢の支援から、子どもの支援へ。そこで大事にしている価値観って、どんなところですか?

<テーマ1:びびっどの合言葉は「その子のタイミングに合わせる」>

石井:一番大事にしているのは、「タイミングを待つ」ということですね。

子どもたちのタイミングを待つ。それを大切にしています。

高橋:「待つ」って、言葉にすると簡単だけど、実はすごく難しいですよね。

“急がせた方が早く育つ”みたいな空気もある中で、待つことを選ぶ。

石井:そうですね。保護者の方にも子どもにも、「今はここまででいい」って思えることが、結果的に安心につながると思っていて。

<テーマ2:三浦らしさは“持ち寄り”――地域とつながる体験づくり>

高橋:びびっどさんって、地域とのつながりが自然にある印象があります。

石井:三浦はそれが本当に強いですね。

職員のつながりで農家さんと出会って、「みかん採りにおいで」「大根抜けるようになったらまたおいで」って声をかけてもらったり。

高橋:それ、三浦の“持ち寄り文化”ですよね。

「やらせてあげたい」「経験させてあげたい」っていう大人側の気持ちが、地域の人の温かさとつながって、体験が実現していく。

石井:まさにそれです。今年は“人とのつながり”でみかん狩りが実現できて、すごく印象に残っています。

<テーマ3:「子どもだけの支援」では届かないものがある――家族支援の日>

高橋:取り組みの中で、「これはやって良かった」と感じることは何ですか?

石井:いろいろありますが、家族支援の日をつくったことでしょうか。

子どもの支援とは別に、保護者の方が集まれる時間を定期的につくりました。

高橋:それ、すごくいい…。具体的にはどんなことをされているんですか?

石井:最初は「お家での様子」など情報共有から始めたんですけど、自然と話題が就学の話に広がって。

それなら、と教育委員会の先生に来てもらったり、先輩ママに体験談(失敗談も含めて)を話してもらったりしました。

高橋:保護者が一番聞きたいのって、“制度の説明”よりも、“実際どうだった?”ですもんね。

石井:そうなんです。話を聞いて「考えていたのと違った」と方向転換する方もいれば、「悩んだけど、今は良かった」と言ってくれる方もいる。

その場があることで、少し呼吸ができるというか。

高橋:家族支援の日って、どれくらいの頻度と時間ですか?

石井:月1回、1時間半〜2時間くらい。午前中です。

参加はだいたい5〜6人くらいですね。

高橋:ちょうどいい人数。深い話ができるサイズ感ですね。

<テーマ4:保護者の悩みは“中間がない”――就学、集団、そして行きしぶり>

高橋:最近、保護者の困りごとで増えていると感じることはありますか?

石井:やっぱり就学は大きいです。

それから、ご家庭では特に困りごとが目立たないけれど、園や集団の場面になると刺激が多く、戸惑ってしまうお子さんのケースも増えていると感じます。

高橋:ありますね…。

保護者の方は、長く一緒に過ごしている分、無意識のうちにお子さんに合わせて家庭環境を整えていることも多く、家では落ち着いて過ごせていても、園では刺激が多くて混乱してしまう、ということがあります。

トータスキッズでは、保育所等訪問支援という事業を通して、園・学校での行動観察や直接支援を行い、そうした差を分析しながら、家庭と園の間の相互理解や集団行動への支援につなげていますが、こうした“間(はざま)”の支援はとても大事だと感じています。

石井:そうなんです。

あとは、支援学校・支援級・通常級の間にいるお子さんについて、「その中間の選択肢があれば」という声も、よく耳にします。

高橋:「中間」がないことで、悩みが一気に“決断”になってしまう。

本来は、様子を見ながら、試しながら、段階を踏んでいけるといいのですが…。

石井:さらに年齢が上がってくると、本人が周囲との違いに気づき始め、言葉にしにくい不安や戸惑いを抱えることもあります。

その結果、学校生活での困りごとが増え、学校側も対応に悩みながら、保護者に状況を伝える場面が増えていく。

お母さんが頻繁に連絡を受けたり、迎えのたびに気を遣わなければならなかったりする中で、保護者もお子さんも、どちらもつらくなってしまうことがあります。

高橋:行きしぶりが表れてから立て直すには、かなりのエネルギーが必要になりますよね…。

だからこそ、困りごとが大きくなる前に、気軽につながれる場所があることが大切だと感じます。

<テーマ5:この交流会に期待すること――「知らなかった」を減らし、心がほっとする場へ>

高橋:今回の交流会、実行委員としてご一緒することになりました。どんな場になっていくといいと思いますか?

石井:正直、お母さんたちは受け身になりやすくて、

「知らなかった」「どうして教えてくれなかった」って気持ちを抱えている方も多いです。

でも、わからないことがわからない人もたくさんいる。

だから、ここに来れば「情報がもらえる」「つながれる」って思える場だといいなと思っています。

高橋:それだけで、救われる人がいますよね。

「自分だけじゃなかった」って気づけたり、先輩ママの話を聞いて心が少し休まったり。

石井:そう。ほっとできる場所。

笑ってもいいし、泣いてもいい。

「また次も行ってみよう」って思える場になったらいいなと思います。

<テーマ6:三浦の子育てが「選べる」ように――移動、資源、18歳以降の居場所>

高橋:三浦の子育てが、今後どんな風になっていったらいいと思いますか?

石井:まず、就学先など選択肢が少なくて困ることが減ってほしいです。

それと、横須賀・三浦が近いのに、行政の壁で「行けない」になってしまうのはもったいないなと感じます。

高橋:本当に…。“近いのに遠い”問題ですね。

石井:あと、移動手段も。免許がないお母さんもいるし、病院に行くのも大変な方もいる。

そしてもう一つ大きいのが、18歳以降の居場所や支援が少ないこと。

ショートステイも不足していて、横浜まで送迎している方もいる。

レスパイトのために送り迎えしていたら、レスパイトにならないですよね。

高橋:とてもよくわかります…。

“知っているだけでも安心”な場所が、地域に増えるといいですよね。

<最後に:まだ出会っていない保護者の方へ、石井さんからのメッセージ>

高橋:最後に、まだびびっどさんに出会っていない保護者の方へ、一言お願いします。

石井:契約している・していないに関係なく、

「ここで話を聞いてもらえるよ」っていう場所が一つ増えるといいなと思っています。

困りごとも、嬉しかったことも、「聞いて聞いて」って言いに来ていい。

そういう場所が、びびっどだけじゃなく、地域のあちこちに点在している。

そんな地域になったらいいですね。

高橋:ありがとうございます。

「一人で子育てしようと思わなくていい」――今日のお話、全部そこにつながっていました。

児童発達支援 放課後等デイサービス びびっど

三浦市南下浦町上宮田3202番地14リステージ三浦海岸104

TEL: 046-046-802-8593

Mail: vivid@kaigo1258-3.jp

詳しくは下記HPをご確認ください。

HP:https://www.instagram.com/vivid.kaigo1258/?hl=ja

<1月31日 パパママ交流会のご案内>

子どものことを一緒に考えたり、情報交換をしながら、

少し元気になれる時間、元気になれる仲間をつくりませんか。

「診断はついていないけれど、ちょっと気になるところがあって…」

そんな方も、もちろん大丈夫です。

今回は、パパ同士のつながりづくりや、

地域の支援サービス紹介のコーナーもご用意しています。

日時: 2026年1月31日(土)14:00〜16:00(受付13:45~)

会場: チェルSeaみうら(南下浦コミュニティセンター)多目的ホール

   神奈川県三浦市南下浦町上宮田3258番地4

   京急「三浦海岸駅」徒歩2分

対象: 未就学〜小学校低学年の発達に凸凹のあるお子さまの保護者

※プログラム・申込などの詳細は下記交流会HP参照。

必要な方に、必要なつながりと一歩が届きますように。

当日、お会いできるのを楽しみにしています。

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