
カナダに行ってきました! 今回から全7回のシリーズで、旅先で見たこと、聞いたこと、感じたことを綴っていきたいと思います。
さて、なぜカナダへ? 一番の目的は教育・福祉研修への参加ですが、その前に少し時間をとって、バンフなどを巡る現地ツアーに参加しました。
ツアーの参加者は約15名。カナダ、イギリス、デンマーク、オーストラリア、アメリカなど、さまざまな国から集まった人たちです。その中に、20代後半の知的障害のある男性とご両親の3人家族がいました。
彼は言葉によるコミュニケーションは限られており、音に敏感だったり、自分なりのこだわりがあったりします。一方で、いつもニコニコとフレンドリー。自分の希望も、身ぶりや声でしっかり伝えてくれます。
最初は少し距離のあった参加者たちも、旅を共にするうちに自然と打ち解け、彼と手をつないで散歩したり、一緒に笑い合ったり。数日後には、まるで一つの家族のような温かい空気が生まれていました。
そして、もう一つ印象的だったのが、ご家族の日常生活です。彼は週2日、仕事に通い、週3日はプールや外出支援などの活動に参加しているそうです。送迎などのサポートを受けながら、自分でできることは自分で行い、共働きのご両親と暮らしています。
家族で海外旅行にも出かけ、以前には日本へスキーに来たこともあるとのこと。仕事があり、楽しみがあり、家族との時間がある。そして、ご両親も仕事を続けながら、自分たちらしい生活を送っている。もちろん、そこには日々の工夫や周囲の支援があるのでしょう。でも、だからこそ素敵だなと思いました。
障害のある人が地域で暮らすというのは、ただ同じ場所にいることではありません。その人が自分らしく生活を楽しみ、家族もそれぞれの人生を大切にしながら、周りの人たちと自然につながっていけること。 そして、そんな暮らしが無理なく、長く続いていくこと。
これこそ、私たちが目指したい共生社会の一つの姿ではないでしょうか。
トータスキッズで子どもたちと一緒に積み重ねている、一つひとつの「できた!」も、その先にある豊かな暮らしにつながっているはずです。
今回の旅は、専門的な研修が始まる前に、私たちが何のために支援をしているのか、その大切な原点を改めて考えさせてくれる経験となりました。
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「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
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