トータスキッズ支援事例:「隣の教室に行ってしまう」行動の背景にあった“人と関わりたい”気持ちへの支援

トータスキッズ支援事例

環境調整によって見えてきた、本当のニーズと行動の変化

「勝手に移動してしまう」
「何度注意しても同じ行動を繰り返す」
「ルールを守らせようとすると、関係が崩れてしまう」

そんな行動に対して、「どう止めるか」で悩んでしまうことはありませんか。

今回は、「隣の教室に行ってしまう」という行動の背景にあった“人と関わりたい気持ち”に着目し、環境を調整することで行動が変化していった事例をご紹介します。

行動の裏にあった「関わりたい」という気持ち

今回の対象は、小学校高学年のHさん。

重度の知的障害がありながらも、人との関わりをとても好むお子さんです。通所から半年が経ち、

  • 目が合う回数が増えた
  • 表情や身振りで気持ちを伝えようとする

といった、対人関係の芽生えが見られてきていました。

一方で、

  • パーテーションで区切られた隣の教室に入ってしまう
  • 活動中にパーテーションを揺らす
  • 一度移動すると戻るのが難しい

といった行動が見られていました。

行動だけを見ると「ダメ」「戻りなさい」といった対応になりがちですが、今回はその背景に目を向けました。

「見えない」ことが不安と行動を生んでいた

状況を整理していくと、次のような流れが見えてきました。

  • 隣の教室に子どもがいる
  • パーテーションで見えない
  • 気になる
  • 見に行く

そして、その結果として、

  • 指導員が関わる
  • 人と関われる

という経験につながっていました。

つまりこの行動は、

👉 「困った行動」ではなく
👉 「人と関わりたい」という気持ちの表れ

である可能性が考えられました。

行動を止めるのではなく、「環境を変える」

そこで今回の支援では、

👉 行動を制止するのではなく
👉 行動が起きにくくなる環境を整える

というアプローチを取りました。

実際に行ったこと

  • パーテーションを外し、隣の教室の様子が見えるようにする
  • 「見えないから気になる」状態を減らす
  • 行こうとした際は強く止めるのではなく、自分の教室へ戻るよう促す
  • 戻れた時にはその場で肯定的に伝える

行動はどう変わったか

この環境調整によって、隣の教室へ行く時間が減り、

さらに、

  • 声かけに応じて自分の教室へ戻れる
  • 教室内で落ち着いて活動できる

といった変化も見られるようになりました。

支援者の視点も変わった

今回の事例で大きかったのは、子どもの変化だけではありません。

支援者側の視点も、

❌「禁止・注意」
から
⭕「理解・環境調整」

へと変わっていきました。

その結果、

👉 行動を「問題」として見るのではなく
👉 「成長のサイン」として捉えられる

ようになりました。

トータスキッズが大切にしていること

私たちは、

✔ 行動を止めることではなく
✔ 行動の理由を理解すること
✔ 子どもが安心して過ごせる環境を整えること

を大切にしています。

子どもの行動は、必ず意味を持っています。
その意味に目を向けることで、支援の方向は大きく変わります。

今後のステップ

今後は、

  • 「行きたい」「気になる」といった気持ちを伝える手段の獲得
  • 相手の様子を見て関わるなど、適切な関わり方の学習
  • コミュニケーション手段の拡充

を進めていきます。

こんなお子さんに、ぜひ来てほしいと思っています

  • 同じ行動を繰り返してしまう
  • 注意しても変わらない
  • 行動の理由がわからず困っている
  • 「どう関わればいいかわからない」と感じている

そんなお子さんとご家族に、トータスキッズは寄り添います。

まずはご見学・ご相談から、お気軽にお問い合わせください。

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