遊びをデザインするって、おもしろい。|5月のアートクラス

実践報告

「作品」ではなく、「遊び」をつくる

5月のアートクラスのテーマは、

「遊びをデザインする」

今回は、トータスキッズに来たお友達が遊べる**「玉入れボックス」**を制作しました。

いつもの作品づくりとは少し違い、「誰かが楽しむためのもの」をつくる活動です。

「どうしたら楽しんでもらえるかな?」

そんな問いから制作が始まりました。

作る前に、「考える」

今回、初めて取り組んだのがデザイン案づくりです。

「どんな絵にしよう。」
「ここは何色にしよう。」
「どんな素材を使おう。」

完成した姿をイメージしながら、紙に描き込み、設計図を作っていきました。

作り始める前に計画を立て、その紙を見返しながら制作を進める。

子どもたちにとっては初めての経験でしたが、一つひとつ確認しながら、落ち着いて取り組む姿が見られました。

作品をつくるだけではなく、

「見通しを持って進める力」

も、少しずつ育まれています。

「自分が楽しむ」から「みんなが楽しむ」へ

制作中には、こんな会話も聞かれました。

「これだと壊れちゃうかもしれない。」
「他の子も遊ぶなら、もっと丈夫な方がいいかな。」

自分の作品として考えるだけではなく、

「使う人はどう感じるかな?」

という視点が自然と生まれていました。

相手のことを想像しながら作る。

それもまた、社会の中で生きていくための大切な力です。

「作って終わり」じゃない

完成した玉入れボックスは、教室で実際に遊べるように設置しました。

すると…

個別支援に来た子どもたちが夢中になって遊び始めたり、

保護者の方へ

「これ、僕たちが作ったんだよ!」

と誇らしそうに紹介する姿も。

さらに、「もう一個作りたい!」と自由制作で挑戦する子もいました。

自分たちが考え、作ったものが、誰かを笑顔にする。

その経験が、子どもたちの自信につながっているように感じました。

アートの先にある「生きる力」

トータスキッズのアートクラスでは、

絵が上手になることだけを目指しているわけではありません。

考えること。

計画すること。

相手を想像すること。

工夫すること。

そして、

「自分の作ったもので誰かが喜んでくれた」

という経験を積み重ねること。

そんな”生きる力”を、アートを通して育んでいます。

作品を作るだけでは終わらない。

遊びをデザインすることは、人とのつながりをデザインすることでもある。

そんなことを感じられる、あたたかな時間となりました。

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トータスキッズ

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