トータスキッズ代表・高橋です。
今回は、こんな方におすすめのブログです。
*教室に入れない・場面ごとに固まってしまう
*「前はできていたのに…」と急なつまずきが起きている
*園・学校での集団参加が難しく、対応に悩んでいる
*加配の先生がついていても活動が安定しない
*園・学校の困りごとを専門家と一緒に解決したい
*保育所等訪問支援の内容を知りたい園関係者・教員の方
どれか一つでも当てはまる方にとって、今回の内容が少しでもお役に立てば嬉しいです。
<保護者のお悩み相談:教室に入れません…できていたこともできません…>
先日、ある保護者の方からこのような相談が寄せられました。
“参観日で子どもの様子を見てきました。
外遊びは笑顔なのに、教室にどうしても入れません。
理由が分からず、先生たちも困惑していて…
朝は嫌がらず登園しているのに、どう対処すればいいのか分からないんです。”
園とも連携し、保育所等訪問支援を活用して支援させていただくことになりました。
<保育所等訪問支援とは?>
トータスキッズが行う保育所等訪問支援には、大きく2つのアプローチがあります。
●【間接支援】園・学校での行動観察
お子さまの様子を観察し、行動のアセスメントや支援方法の助言を行います。
●【直接支援】専門スタッフが園に入り、一緒に活動
園・学校の許可をいただいた上で、支援員が集団生活の中に入り、直接支援を実践。
その様子や方法を先生方と共有し、集団生活の安定や「できること」を増やす支援を行います。
ケースに応じてこの2つを使い分けながら、障害のある子ども・保護者だけでなく、先生方・他の園児が安心して過ごせる環境をつくる支援それが「保育所等訪問支援」です。
<「前はできていたのに…」のとき、大切にしたいこと>
多くの方は、“できていた状態”に戻すことをまず考えます。
しかし、トータスキッズが大切にしている視点は
「できなければ、一歩前に戻る」
ということ。
行動観察の結果、
“教室=嫌な活動”
というイメージがAさんの中に強く残っていることが分かりました。
そこで無理に戻すのではなく、
“嫌ではない活動”から一歩をつくる 支援ステップをご提案しました。
<支援のステップ(原案)>
1|「働きかけに応じる」関係づくり
=「先生の声かけ=嫌なことではない」という経験を積む。
2|“嫌ではない”活動を室内で体験
あいうえお絵本やパズルなど、短時間で成功体験が得られるものから。
3|活動時間・バリエーションを少しずつ増やす
「できた」を重ね、室内の印象を上書きします。
4|タイミングを見極め、教室で楽しい活動に参加
=「教室は怖くない」という新しい学習へ。
<直接支援:初回の様子>
初日はやはり教室には入れず、廊下での対応から始まりました。
いつものルーティーンである壁の「あいうえお表」の音読後、
今回用意した持ち運べる紙の「あいうえお表」を提示すると、
すぐに手に取り、自分で持って離さない、強いこだわりの様子が見られました。
無理に取り上げれば拒否が強まると判断し、
関係性を保ったまま次の機会を待つことに。
その後、好きな園庭に向かおうとしたため、
用意していた「あいうえおの型はめパズル」で玄関先へ誘導、
その後は、型はめの台を少しずつ移動させながらホール目指して近づいていきました。
ホールからダンスの音が聞こえ始めたタイミングで
「これが終わったらダンスだよ」
と数回にわたって見通しを伝えます。
ダンスは“嫌ではない活動”と聞いていたこともあり、 パズル終了のタイミングで、
「パズル終わったから、ダンスだ!」
と楽しく手を繋いでホールに。
笑顔で皆に混ざってダンスをすることができました!

お母さまからは、
「幼稚園での姿が見れて安心しました。
前日の拒否と全然違ってよかったです…!」
と安堵の声をいただきました。
今回の成功は、見通しを伝えていたから、が決め手ではなく^^
・本人の落ち着いた状態
・“嫌ではない活動”であったこと
など複数の要因がうまく重なった結果だと思われます。
一方で、見通しの声かけは継続することで
「言われた流れが実際に起こる」という信頼の学習
につながります。
園の先生方も非常に前向きで、
「様子の動画を撮ってもいいですか?」と熱心に取り組んでくださり、
担任の先生とも共有してくださるとのことでした。
この園は先生方からの質問も多く、
助言した内容をすぐに実践してくださるため、
園—家庭—専門家による支援が良いサイクルで回っています。
また、この支援の大きいのは「保護者の安心」。
園での生活や、先生の取り組みを見える化することで、
保護者の園に対する信頼度がグッと上がっている
そんな手応えを感じています。
<保育所等訪問支援 × 個別支援 で広がる“園での安心”>
トータスキッズの強みは、
児童発達支援(個別)と保育所等訪問支援(園内)の両輪で支えられること。
園で見つかった課題はトータスキッズでも改善でき、
トータスキッズで育った力は園でも活かせる
そんな循環をつくることで、
お子さんが“どの環境でも安心して過ごせる力”を育てていきます。
園・学校・家庭がつながったとき、
お子さんの可能性は大きく開いていきます。
<トータスキッズにご相談ください>
「園での困りごとが続いている…」
「専門家と一緒に対応を考えたい」
「できることを増やしてあげたい」
「保育所等訪問支援を使いたいけど、どうすれば?」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたのお子さんにとっての “安心の一歩前” を、私たちと一緒につくっていきませんか。
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(トータスキッズ問い合わせフォーム)

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「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
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