― モデリングを通して、相手の反応に気づく力を育てた支援 ―
「挨拶はできているはずなのに、どこか一方的に感じる」
「言葉は出ているけれど、相手とのやり取りになっていない」
「コミュニケーションが“形”だけで終わってしまう」
そんなお子さんの姿に、違和感を感じたことはありませんか。
今回は、「こんにちは」と言えるけれど“やり取り”にはなりにくかった中学生が、相手の反応に気づきながら挨拶できるようになっていった事例をご紹介します。
■ 「言えている」けれど「つながっていない」
今回の対象は、中学1年生のKくん。
- 自分のタイミングで挨拶の言葉は言える
- しかし、相手を見ないことが多い
- 相手の反応を受け取らず、そのまま終わる
という様子が見られていました。
一方で、
- 興味のあることには高い集中力を発揮する
- 細かいことにも気づける力がある
という強みも持っていました。
つまり、
👉 挨拶ができないのではなく
👉 「やり取りとしての挨拶」が分かりにくい状態でした。

■ ポイントは「教える」ではなく「見せる」
今回の支援で大切にしたのは、
👉 正しいやり方を指示することではなく
👉 やり取りの流れを見て気づけるようにすること
でした。
そのために行ったのが、
👉 指導員による“モデリング(お手本)”
です。
■ Step1:「やり取りを見る」
まずは、指導員が他の児童(Aくん)と挨拶をする場面を、分かりやすく見せました。
その際に意識したのは、
- 相手の方を見る
- 反応を待つ
- 反応を言葉にする
という一連の流れです。
さらに、
👉「今見てくれたね」
👉「手を振ってくれたね」
と、その場でやり取りを言語化することで、
👉 挨拶=反応のやり取りであること
を共有していきました。
■ Step2:「やってみる」
次に、Kくん自身が実際に挨拶する場面を作りました。
その際には、
- 相手が見えやすい位置に調整
- タイミングを合わせやすい状況づくり
を行い、
👉 「できる環境」を先に整えました。
すると、
- 相手の方を見て挨拶する
- 相手の反応を受け取る
という行動が少しずつ見られるようになりました。
■ 行動が変わった瞬間
変化として大きかったのは、
- 相手のタイミングを見て挨拶する
- 相手から目を離さずに反応を待つ
- 挨拶を“やり取り”として捉え始める
という点です。
さらに、この取り組みは相手側(Aくん)にも変化をもたらしました。
- 視線を向ける
- 笑顔を見せる
- 手を振る
といった反応が、段階的に豊かになっていきました。
■ 「自分の関わりが役に立った」という経験
今回の支援の中で印象的だったのは、Kくんのこの言葉です。
👉 「挨拶ってただ言うだけじゃなくて、気持ちのやり取りみたいで嬉しいね」
また、
👉 「Aくんも挨拶に慣れてきたね」
と、相手の変化にも気づく様子が見られました。
これは、
👉 自分の行動が相手に影響を与えた
👉 自分の関わりが役に立った
という経験につながっています。
■ トータスキッズが大切にしていること
私たちは、
✔ 行動を「できる/できない」で見るのではなく
✔ 行動の質(どう関わっているか)に目を向けること
✔ やり取りの中で意味を感じられる経験を作ること
を大切にしています。
コミュニケーションは、「言えること」ではなく
👉 **「つながること」**によって育っていきます。
■ 今後のステップ
今後は、
- 他の生徒や指導員とのやり取りへの広がり
- 学校など日常場面への一般化
- 挨拶以外のコミュニケーションへの発展
を目指していきます。
■ こんなお子さんに、ぜひ来てほしいと思っています
- 挨拶はするが、一方的になりやすい
- 相手の反応に気づきにくい
- コミュニケーションが続きにくい
- 「どう関わればいいか分からない」と感じている
そんなお子さんとご家族に、トータスキッズは寄り添います。
まずはご見学・ご相談から、お気軽にお問い合わせください。
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