トータスキッズ支援事例:「集中して!」ではなく、集中しやすい環境をつくる

トータスキッズ支援事例

― 就学に向けて、「最後までできた!」を増やした支援 ―

「机に向かっても、周りのものがすぐ気になる」
「『あれ何?』『あれやりたい』と話がそれて、課題がなかなか進まない」
「就学に向けて、もう少し続けて課題に取り組めるようになってほしい」

そんなお子さんはいませんか?

今回は、来年度の就学に向けて、着席して課題に取り組む経験を積み重ねている年長のお子さんの事例です。

本人は、好きな活動でも同じ作業が長く続くと、周囲の物に注意が向きやすくなります。

玩具などが目に入ると、

「あれ何?」
「あれやりたい」

と会話が始まり、課題への取り組みが途切れることがありました。

そこで私たちは、

「もっと集中しよう」

と本人に求めるのではなく、

「どうすれば取り組みやすくなる?」

と、環境と課題のつくり方を見直しました。

■ 工夫① 気になるものを減らす

まず、玩具など本人の注意を引きやすいものが視界に入らないよう、玩具棚などに目隠しをしました。

これは、「周りを見ないようにする」ためではありません。

気になるものに注意を引かれる機会そのものを減らし、目の前の課題に取り組みやすくするための環境調整です。

■ 工夫② 「最後までできる量」にする

もう一つ大切にしたのが、課題の量と構成です。

一つの作業を長時間続けるのではなく、本人が「これならできそう」と思える量に調整。

さらに、

巾着を開ける→中身を取り出す→トング課題→巾着に片づける

など、短時間で終わる異なる作業を組み合わせました。

一つひとつは短くても、続けて取り組めば、着席して活動する時間は少しずつ伸びていきます。

そして、全部終わったら好きな玩具で遊び、

「最後までできたね!」

と、できたことを具体的に伝えました。

■ 「たくさん頑張れた!」

支援開始当初は、途中で周囲の物に注意が向き、課題への取り組みが途切れることがありました。

現在では、提示された課題を最後までやり切れる場面が増えています。

さらに、最初は玩具棚に目隠しをしていましたが、今では玩具を隠さなくても課題に取り組める場面が増えてきました。

本人からも、

「たくさん頑張れた!」

という言葉が聞かれています。

そして、保護者の方にも変化がありました。

「これまでは望ましくない行動が見られるとすぐ注意していたけれど、望ましい行動ができた時に声を掛けるようになった」

とのこと。

子どもに「頑張って集中して」と求めるだけではなく、

取り組みやすい環境をつくる。
できるところから始める。
そして、“できた”をしっかり認める。

これからも「最後までできた!」を積み重ねながら、就学後の学習につながる力を少しずつ育てていきます。

「周りのものが気になって課題が進まない」
「着席して取り組む時間を伸ばしたい」
「就学に向けて準備をしていきたい」

そんなお子さんとご家族に、ぜひ一度トータスキッズを知っていただけたらと思います。

まずはご見学・ご相談から、お気軽にお問い合わせください。

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