
― 「やめさせる」のではなく、次の楽しみにつなげた切り替え支援 ―
「好きなことを始めると、なかなか終われない」
「時間だからと声をかけても、やめられない」
「無理に切り替えさせると、気持ちが崩れてしまう」
そんなお子さんはいませんか?
今回は、制作が大好きで、終了時間になってもなかなか切り上げられなかった小学5年生のお子さんが、大人にやめさせられるのではなく、自分で「ここまで」と区切りをつけられるようになってきた事例をご紹介します。
■ 「やめられない」のには理由がある
今回のお子さんは、細部までこだわりながら作品を作ることができます。
一方、納得するまで作りたい気持ちが強く、終了時間になっても制作を続けることが多くありました。
これまでは、制作が終わると日誌を書く時間。
本人にとっては、
大好きな制作をやめる
→あまり好きではない日誌を書く
という流れでした。
タイマーや大人の声かけで制作を終了できても、気持ちを切り替えることが難しいこともありました。
そこで考えたのが、
「どうしたら、自分から『ここまで』と思えるだろう?」
ということでした。
■ 制作の“次”に、楽しみをつくる
本人は友達と関わりたい気持ちがあり、みんなで行うレクリエーションをとても楽しみにしています。
そこで活動の順番を、
制作 → レクリエーション → 日誌
に変更しました。
さらに制作を始める前に、
「時間になったらレクリエーションを始めるよ」
と伝え、見通しを持てるようにしました。
ただし、時間になったら強制的に制作を終了するわけではありません。
制作を続けることもできます。
「このまま作る」
「ここで終わりにして、みんなとレクをする」
本人が選べるようにしました。
■ 「続きは後で」「ここまででいい」
最初は制作を続けながら、レクリエーションの様子を気にしていました。
それでも大人が無理に終わらせず、本人の選択を待ちます。
すると少しずつ、
「続きは後でやる」
「ここまででいい」
と、自分で区切りをつけてレクリエーションへ参加する場面が増えてきました。
そして、友達とレクリエーションを楽しんだ後は、日誌や終わりの挨拶にも落ち着いて取り組めるようになりました。
さらに最近では、制作時間の終わりが近づくと、自分で制作内容を調整したり、ペースを上げたりする姿も見られ始めています。
■ 「切り替える」の次は、「時間に合わせて調整する」へ
今回目指したのは、制作へのこだわりをなくすことではありません。
好きだからこそ、「もっと作りたい」と思う。
その気持ちも大切にしながら、
自分で選ぶ。
自分で区切りをつける。
次の楽しみに切り替える。
そんな経験を重ねています。
次のステップは、「今日はどこまで作る?」「あと何分ある?」と考えながら、制作量やペースを自分で調整すること。
また、大好きなレクリエーションを、友達とのコミュニケーションを広げる機会にもつなげていきます。
「好きなことをなかなか終えられない」
「切り替えを促すと気持ちが崩れてしまう」
「時間を意識して行動する力を育てたい」
そんなお子さんとご家族に、ぜひ一度トータスキッズを知っていただけたらと思います。
まずはご見学・ご相談から、お気軽にお問い合わせください。
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